中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

はじめて知る親のリアル『あなたが僕の父』(小野寺 史宜)

そう、僕は一度はっきりと父を見限ったのだ。(本文より)

 

心温まる作風の先生が8月に出した本だ。

 

すれ違ってきた父と子の関係性の変化が

しっとりと描かれたストーリーだったな。

 

平穏な日常に訪れるちょっとした危機に

主人公が清く正しく向き合うような感じ。

 

分別はあるけど器用に生きられない男の

歩みには俺も感情移入させられちまった。

 

素材文適性の種は15歳パートの恋愛の

ほのぼの感のあたりにあるかもしれない。

 

この作品は難しいカテゴリに入るだろう。

以下、俺が書いたレビューから少し引用。

 

38℃のお風呂のような、じんわりくるあたたかみが全編に漂っていました。

人生折り返し地点に立つ40歳の男が、向き合うことを避けてきた郷里の父と言葉を重ね、さまざまな気づきを得るという物語です。

一度は憎んだ相手のためであっても、ちゃんと行動できる主人公の善良さに胸を打たれました。

 

『あなたが僕の父』感想・レビュー

 

家庭の危機の真相は・・(2025/8発売)

 

女子と出かけるのは初めてだ。学校から一緒に帰ったことすらないのに、いきなり二人で電車に乗る。(本文15歳パートの冒頭より)