中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

伸び盛りの心『マナティーがいた夏』(エヴァン・グリフィス)

「人にやる気を出させるの、得意なんだ」(本文より)

 

責任感が強い11歳男子のひと夏の物語。

 

発売は2024年だが今年度の高学年の

読書感想文全国コンクール課題図書だよ。

 

途中まではなんで選ばれたのかわからず

正直、戸惑ったんだが後半が抜群にイイ

 

イベントに向けメチャメチャ盛り上げて

最高潮のままラストへ突っ走る感じだわ。

 

海外作品ながら素材文適性は高い部類だ。

 

認知症の祖父への感情がこぼれる場面や、

プレゼン計画始動の日、再会とリブート、

本番と水辺の後日談あたりがよさそうだ。

 

難易度は普通ぐらいでわりと読みやすい。

 

友情、家族愛、動物愛にグッとくること

うけあいの作品ゆえ強烈に薦めたいわ~

 

以下、書きたてホヤホヤのレビューだよ。

 

主人公は認知症の祖父の世話を任されたフロリダの少年。

次々に舞い込む受け止めがたい出来事で危機に陥った彼が、祖父の愛するマナティーを救う活動の中で、本当の強さに目覚めていきます。

 

終盤の勢いがとにかく凄い!

 

彼がどん底で全てを投げ出しそうになったときの母の振る舞いは、特に素晴らしかったですね。

年上同志のピンチへの少年の声掛けや、一番の“天敵”への向き合い方なんて最高以外に言葉が見つかりませんよ。

 

少年の見事な成長ぶり、そして彼の人生最高の一日を、ぜひとも特等席で見届けてください。

 

『マナティーがいた夏』感想・レビュー

 

マナティーとはジュゴンに似た水棲生物(2024/7発売)

 

きみたちくらいの歳のころ、あたしにもふたりみたいな友だちがいたらよかったんだけどなあ。(本文より)