中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

セイレーンも真っ青な『小麦畑できみが歌えば』(関 かおる)

わかる。あんなふうに歌えたら、ぜったいに気持ちいい。(本文より)

 

気鋭の若手作家の11月に発売された本。

 

6年生でオペラに出会い、憧れた少女が

夢に向かって動き出すってストーリーだ。

 

友人の意識の高さや豹変するライバル等

オーディションをめぐる人間模様が凄い。

 

主人公の学ぶ機会を無駄にしない潔さや

自分よりも人を優先するようなキャラは

応援したい気持ちをますます盛り上げる。

 

で、ラストにかけ最高潮を迎えるからね。

こんな展開、ハマるに決まってんじゃん

 

本作の難易度は紹介作品ではやや難だよ。

 

幸せになれる歌声が耳に響く物語の魔法、

その虜になった俺っちのレビューがコレ。

 

目指すは遥か先を突き進むかつての友。

高校を出たばかりの北海道の農ガールがオペラの歌声に憧れて、未知の世界へ踏み出していきます。

 

駆け上がるようにステップアップしていく主人公にこちらもテンションが爆上がり。

磨かれていない素質を見いだし、チャンスを与える大物の粋で突飛なふるまいも面白い!

 

誰かのためじゃなく自分の歌を、という祖母の優しさは沁みるのよ~。

さらに、渡米してからのグループでの挑戦がまたいいの。

 

不協和音が和音に移ろうような人間関係の転調、思わぬ間柄に飛び散る火花、そして異国できらめく友情のまぶしさ。

 

ぜひ作品に触れて、音楽がくれる奇跡に酔いしれてほしいと思います。

 

『小麦畑できみが歌えば』感想・レビュー

 

さぁ、あの子と並び立て!(2025/11発売)

 

かつて客席から見た舞台に立っている。うれしい気持ちも、信じられない気持ちもある。(本文より)