中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

挑戦心を焚きつける『あめつちのうた』(朝倉 宏景)

環境をかえたいときは、もう思いきって向こう側に飛びこんじゃうしかないんだよ。(本文より)

 

2020年に発売された入試頻出作品だ。

これは高校入試での採用も多かった模様。

 

高卒で甲子園整備を請け負う阪神園芸

入社した青年と仲間の成長物語になるよ。

 

これは名作中の名作と言うしかないわ~。

 

何せ人間関係の機微が精緻に描かれてる。

 

野球の舞台裏を知ることで今まで以上に

観戦を楽しめるようになること請け合い。

 

そのうえ甲子園の歴史にも触れられるよ。

 

野球好きでなくても楽しめると保証する。

難易度は難しいがいつか挑戦してほしい。

 

やっぱり解りあえるって尊い

甲子園の守護神、阪神園芸を描いたお仕事小説です。

 

主人公は残念君と呼ばれてきた新入社員。

家族への複雑な思いを内に秘めた彼が、新天地でもがき苦しみながら成長してゆくストーリーです。

 

できないなりに必死に食らいつくマイペース少年にグッと掴まれました。

悲劇の球児の無骨なやさしさも沁みますね~。

主要キャラそれぞれが決意を胸に、選んだ道へ邁進するさまはまさに胸熱。

 

ヒロインに「人を幸せにする素質がある」と言われる主人公の生き様は、私も幸せな気分にしてくれました。

 

『あめつちのうた』感想・レビュー

 

弟の初打席に沸く主人公のウザさが最高(2020/6発売)

 

ここに数千発の焼夷弾が突き刺さっていた。米軍がグラウンドを接収し、野球ができないほどぐちゃぐちゃに踏み荒らされた、そんな時代をのりこえたからこそ、野球ができるのだ。(本文より、1945年8月6日未明の空襲などを語るくだり)