学校に行けない子どもは、世界に一億人以上いる。(本文より)
昨年9月に発売された視野が広がる作品。
学ぶことの大切さが沁みる一冊だったな。
世界に横たわる圧倒的格差を物語の力で
自分と地続きの現実と感じられるだろう。
誰にでも平等にあるはずの時間を奪われ
可能性の芽を摘まれる社会のあり方には
大人の俺なんかも衝撃を受けちまったな。
これを読めば、選択の余地のある生活が
どれだけ恵まれているかも実感できるよ。
とても平易なので小4でもいけそうかな。
以下、レビューからピックアップしたよ。
子どもたちに世界の今を知ってもらうことに力点を置いた作品ですね。
主人公はバングラデシュにルーツがある小学六年生。
思わぬきっかけで母の国の文化に触れた彼女が、途上国支援を仕事とする父や、熱意あるボランティア員と話すなかで、遠い国のきびしい現実を身近に感じます。
十歳かそこらで売られ、奴隷のような生き方を強いられる世界があることに、あらためて衝撃を受けました。
これを読めば価値観を揺さぶられること間違いなし。
綺麗ごとばかりではなく、国際協力に身を捧ぐ人々が陥るジレンマや、現地での身の危険のようなことも描いているところに、著者の誠意を感じましたよ。

そういう子どもが、当時、バングラにはたくさんいた。いや、いまだっているんだよ。(本文の幼い子どもが売られるエピソードより)