中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

ミッションは総力で『うちのクラスに日本代表』(吉野 万理子)

最初って、楽しいのがいちばん大事だろ?(本文より)

 

ラストが近づくほどにワクワクが高まる

あと半月ほどで発売予定のアンソロジー

 

短編小学校は作品ごとに話が独立してて

どの巻から読んでもまったく問題はない

 

前作慶應中等部で使われたばかりだし

本シリーズの注目度はうなぎ上りかも?

 

今作の興奮度は短編小学校のなかで最強

 

さまざまなギャップが生み出す面白さに

惹かれまくりで一気に読まされちまった。

 

やっぱひとつの目標に向け力を合わせて

がんばる姿はメッチャ訴求力があるな~。

 

最終章では伏線のシャワーが降りそそぎ

集大成のあまりの鮮やかさに陶然ですわ

 

起伏のある展開に惹きつけられる本作は

わりと平易なので幅広い層に薦めやすい。

 

以下、マイレビューの新バージョンだよ。

 

とびきり目立つ一人を軸に描かれた愉快、痛快な群像劇の新章、第二弾。

 

卓球に人生を賭ける転校生の強烈なインパクトで今作も掴みはバッチリですね。

誰もが大なり小なり意識してしまう彼がいるだけで、何かが起こる予感がムクムク。

もう転校初日から飛ばしていきますよ~。

 

それぞれの短編のキャラたちもエッジが効いているんです。

 

特に、色眼鏡で転校生を見ていた少年や、まわりに無関心だった少女の気持ちの移ろいが素敵でした。

思わぬ感情の芽生えは、開花するといいなって感じましたよ。

 

健康優良男子はハートも全優で安定の魅力。

学級委員にいたっては切れ者の日本代表になれそう。

 

短いなかで個性を描き切るのって難しいでしょうに、一人ひとりのちょっとしたしぐさまで目に浮かぶんですよね~。

多視点効果はてきめんで、子どもたちの解像度がグングン上がっていきます。

 

そうやってのめりこんだところで、思わぬ展開、さらに、まさかがドーン。

自分で考え、行動することの尊さや、誰かのために力を合わせることの美しさに、完膚なきまでに持っていかれましたよ。

 

ポジティブな言葉がくれる活力や、チームワークの大切さも心に沁みてくるストーリーでしたね。

 

やっぱり、好きなことに一生懸命になるって素晴らしい!

がんばって喜びに満たされるって最高!

 

どうなる?タイパの鬼(2/19発売予定)

 

それからぼくは、授業中も自習の時間も、目標をはっきり決めた。(本文より)