中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

2024-01-24から1日間の記事一覧

切なさ、ここに極まれり『さよならミイラ男』(福田 隆浩)

どうしてみんなと同じことができないんだろう。小さいころは、そう何度も思った。(本文より) 入試ではあまり見ない作家の来月の新作。 この先生の本は優良図書が多いんだけど あんまし使われない理由はなんだろうね。 野間児童文芸賞だった前作なども含め…

さすがの受賞作『夜に星を放つ』(窪 美澄)

つらい思いをするのはいつも子どもだけれどね。(本文より) 2022年に発売された直木賞受賞作だ。 今更ながらに読んでみて見事にやられた。 傷ついた人々の話だが読むと救われるよ。 実にいい短編がたっぷり詰まってるから。 とくに鉄人会予想『星の随に…