中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

志望校判定サピックスオープン & 日能研志望校選定テスト

男子校のNN模試に女子がいた理由は、

ワセアカの公式サイトを見てたら

なんとな~くわかったわ。

 

目的は併願校の対策みてーだ。

NN講義にも来てたっつーからよ。

本気度がハンパじゃねぇってことだろ。

 

授業のために志望校判定サピックスオープン

受けらんなかったが、あの模試ってスゲーんだな。

 

タイプの違うA問題とB問題を、午前と午後に分けて、

昼食時間含め9:00~14:30っつう長丁場だからよ。

こいつは精度の高いデータが得られそうだぞ。

 

午前・午後受験の練習にもなりそうだ。

6月13日の第2回は申し込むぜ。

 

www.nichinoken.co.jp

 

日能研模試の方も気になってんだよな。

志望校選定テスト併願パターンとやらを

提示してくれるっていうから関心アリアリだ。

 

うちのがんばり屋は、四谷大塚主催のテストだと、

桜花ゼミナール規模の校舎で3番目前後にはいるが、

外でどこまでやれるようになったのか未知数だからよ。

 

ま、夏以前の志望校判定は気にする必要ないって

安浪京子先生の本にも書いてあったけどな。

目標、偏差値50、ないし60あたり『最強の中学受験 「普通の子」が合格する絶対ルール』(安浪 京子)

秀才が最難関を目指す方法じゃなく

フツーの子のための受験ノウハウ本だ。

 

キレイゴト抜きでビシバシ書かれてるから

悩める親にとっても共感できそうな内容だぜ。

 

最近手にした『大逆転の志望校選び』との重複が

意外に多くなかったってトコは嬉しい誤算だったわ。

 

本気で尻を叩く時期は6年生の秋からだってのは、

早すぎても遅すぎても多分ダメなんだろうな。

親子双方のメンタルから考えてみてもよ。

 

7時間以上寝ないと成績が落ちるとは

知ってたが、遅寝だと太りやすいなんて

初耳だったんで、こいつもメモしねーとな。

 

日能研のトップ講師の本にも書いてあったんだが

やっぱしテストの解き直しをすべてやっちまうのは

非効率極まりないっていうのが先生たちの考えらしい。

 

とはいえ、日能研の人は過去問との相性は信用せず

こっちの先生は相性が大事だと言ってんだよな。

まぁ、どっちも一理ある感じではあるが。

 

この本でイチバン良かったのは、

親子で煮詰まらないための技術が

惜しげもなく書いてあったことだな。

 

こういう考えの先生ならではの受験本だ。

 

私は常々「中学受験はメンタルと学力が五分五分」とお話ししています。(本文より)

 

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『最強の中学受験 「普通の子」が合格する絶対ルール』(安浪 京子/大和書房)

 

聖光学院中 で出題『魔女たちは眠りを守る』(村山 早紀)

優しい魔女の物語なんだが、

派手な活躍なんかを期待してると

ストーリー展開に眠くなっちまうかもな。

 

だが、登場する魔女たちはみーんな魅力的だぜ。

そいつらが、切なさをやわらげてくれたり、

ピンチを救ってくれたりするわけだ。

 

どんな奇跡が起こるかって

とこが見どころだな。

 

美しいなーと感じたのは、

救われた人のこんな言葉だぜ。

 

けれど、光が差し込むように、差し伸べられた白いてのひらを、自分は忘れないだろう。(本文より)

 

 

ボケていく祖母の、現実がわからなく

なっていくさまに救いを見出す考えには、

自分の経験も重なってハッとしちまったな。

 

科学は、魔法の力をもたない人間たちが得た、

いわば「人工の魔法」であるって言葉もいいぜ。

 

圧倒されるほど綺麗な表現、探してみると楽しいぞ。

 

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『魔女たちは眠りを守る』(村山 早紀/KADOKAWA

 

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男子校模試に、なぜか女子

yukikaze.hateblo.jp

 

今日の合不合判定テストで

まはら三桃の『零から0へ』

出題されてたんで、ビックリしたぜ。

 

入試本番に向けて多少の余裕があるんなら、

通しで読んでみるってのもいいんじゃねーのか。

 

まだ読んでないが、いとうみくの『あしたの幸福』

あらすじをみた感じだと出題されそうな雰囲気アリアリだ。

いとうみくは今年の入試の物語文では2番目によく出ていたぜ。

 

話は変わるが、先週のNN志望校別オープンの会場に、

女子が何人か受けに来てて、目が点になったわ。

男子校の模試だったのに、なぜ女子が?

鷗友学園女子中 で出題『アドリブ』(佐藤 まどか)

都立白鷗 の同窓会が設立した女子校だ。

 

中学受験に偏差値が取り入れられた黎明期、

30台後半という数字に危機感を抱きまくって、

改革に挑んだおかげで、今の 鴎友学園 がある。

 

そんな話が最近読んだ中受の本に出てたぜ。

まぁ、30年以上も前に先手を打てたのは

大成功だったっていえるんだろうな。

 

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『アドリブ』(佐藤 まどか/フレーベル館

 

今年の入試素材で使われた『アドリブ』は

イタリアを舞台に、両親が日本人という少年が、

フルート奏者めざし国立音楽院でがんばる物語だぜ。

 

はじめは演奏する喜びに満ち溢れていた主人公なんだが、

いつしか初心は失われて、音楽が苦痛にすらなっちまうんだ。

 

そんな彼だが優しい母や、よき仲間、尊敬できる師匠のおかげで、

目の色を変えて努力するようになり、スランプを乗り越えるんだよな。

 

「成功する人間はみな、真剣なだけじゃない。自分の欠点を認め、絶えず向上心のある人間だけだ」(本文より師匠の言葉)

 

イタリア在住の著者の子が国立音楽院に通っていたただけに、

リアリティはバッチリで、山あり谷ありも楽しめるぜ。

 

佐藤まどかの作品で特別に印象に残ってるのは

入試素材でたまに使われる『一〇五度』の

こんな示唆に富みまくったセリフだ。

 

「一番好きなことを仕事にしちゃいかん。逃げ場がなくなる。趣味でやればいいじゃないか」(『一〇五度』本文より)

サピ親はたぶん見なくていい『小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子』【完全版】(akira)

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『小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子 6年生で必ず成績の上がる学び方 7つのルール』【完全版】(akira/ダイヤモンド社

 

いやでも気になっちまうタイトルだよな?

大手塾のベテラン講師のノウハウ集だ。

こういう話には目から鱗だったわ。

 

中学受験では完璧主義は悪。すべてを完璧にするのではなく、無駄なものは省き、大事なところに集中する必要があります。模試で正答率の低い問題を解き直そうとするのはナンセンスです。(本文より一部要約)

 

振り返りをする際に、最も効果的なのは

自分ではできたと思っていたのに・・って

問題を中心にテスト直しをすることらしいぜ。

 

6年生では算数が最も急落する危険性が高いって

ことなんだが、パターンごとの対処法が出てるんで

不安しかない場合なんかには参考になりそうだ。

 

読書好きな子ほどはまりやすい落とし穴も、

読解で困惑する理由が興味深かったわ。

 

志望校の過去問への取り組みに関しては、

国語だけは早い時期にやっていいらしいぞ。

 

過去問との相性がいいって言葉はあてにならず

だいたい偏差値通りに合否が決まるってのが

長年の講師経験から言い切れるってよ。

 

あと興味深かったのは、きちんと行ってるか

チェックする必要があるとしたうえで自習室での

1時間は家庭学習の2時間くらいの効果があるって話。

 

確かに誘惑が少なくて集中するしかない環境って大事だよな。

『二月の勝者』でも伸びたのは自習室を使い倒した連中だったぜ。

 

全体を通しての大原則は合理的な頑張りで結果を出すこと

そのためのノウハウがギッシリ詰まってる感じだったが

まぁ、サピックスのできる子にはいらないかもな?

 

この本は【完全版】じゃない方もあるんだが

そっちは古いんで完全版がいいと思うぜ。

無条件の信頼感がまぶしい『まく子』(西 加奈子)

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『まく子』(西 加奈子/福音館書店

 

小5男子の主人公は最初、

妙に冷めていて感じ悪いぜ。

 

自分も他人も好きになれない。

そんな子が転校生との出会いで

全てを肯定する気持ちを知るんだ。

 

ちょっと際どい部分なんかもあるんで

読むのは中学生以上のほうがいいかもな。

 

面白いんだが、映画化されたばっかしなんで

入試国語での出題は考えにくいかも知れないぜ。

 

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