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【本気レポート】入試問題の難易度を偏差値化する(算数編)

今年も日能研オン・ザ・ロードの資料『学校別・分野別難易度一覧』を元に問題の難易度を偏差値化してみました。国語は納得感の薄い数値が出るので、今回は算数のみを対象とし、ブレを抑えるため過去3年の平均を取る形としています。

 

集計対象は、2021年~2023年のうち2年分以上データがあった130校です。これらの学校の日能研偏差値の平均は54.9ですので、難易度偏差値が50近辺の学校でも、かなり問題が難しいと考えていいでしょう。

 

過去3年の入試結果だけで集計しているので、大きな流れを捉えているわけではなく、2024年以降もこの通りになる保証はないという点には注意してください。ランキングの作成方法については、末尾に記しています。

※ランキングの作成方法について

日能研の『学校別・分野別難易度一覧』では、その学校で出題のあった各分野について難度の平均をA~Cに分類している。Aは日能研生の6~7割が正解できる、Bは3~4割が正解できる、Cは3割以下が正解できるという定義であり、比較的多く出題された分野は太字で表記されている。

計算にあたっては、分野ごとの比重は均等として、太字箇所は2倍のウエイトとしたうえで、得点率をA=65%、B=35%、C=20%と仮定して、合計得点を求めた。得点を偏差値化する方法はコチラ

3年連続で掲載があったのは121校、2年分のみ掲載だったのは栄東(東大特待)、早稲田実業フェリス女学院中央大学附属、桐朋など。早大学院は3年連続で掲載されていなかった。

なお、日能研予想偏差値は2022年12月公表分を参照し、共学の場合は女子のR480%偏差値)を使用している。

 

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紹介作品からの出題(2023年度中学入試の国語出典)