わりとマメに本の紹介をしてるんだけど
相変わらずアクセスは微々たるものだわ。
それでもめげずに推薦図書を改訂したよ。
対象は昨年8月までに出た旧作・準新作。
リストの説明は例によって真面目に書く。
長年愛されてきた旧作を中心とした中学受験生向けのお薦め本リストです。すべて当サイトか又は読書メーターで私がレビュー済みの作品になります。
表の見方に関して、【優先度】をS・A・Bに分類していますが、これは作品の優劣を示すものではなく、作問者が選ぶ可能性を私の勘で割り振ったものに過ぎません。
ただ、どれもがとびきりの優良図書であるという点は間違いないかと思います。
【難易度】は1が「難しい」で大人向け、2は「やや難しい」で中高生向け、3は「普通」で小中学生向け、4は「易しい」で同じく小中学生向けですが、より敷居の低い作品という分類になります。
【作家頻出度】【テーマ注目度】【素材文適性】の説明については、コチラをご参照ください。
本選びにあたっては、読書力に合わせて易しい作品群から手にしていくルートがお薦めです。
時間的余裕がない場合には、優先度の高い本から始めるのもアリだと思います。
今回のリニューアルにあたって、準新作カテゴリ(2022年9月~2023年8月発売)から5冊を追加しました。
『この夏の星を見る』は素材文に使える箇所が圧倒的に多く、新たな入試の定番作品になるでしょう。
『きみの話を聞かせてくれよ』は今年だけで圧巻の21校出題。全7章のうち1章・2章のみが選ばれているとの情報もあります。
『給食アンサンブル2』が注目なのは言うまでもありませんね。シリーズ3作目の企画も動いているとのことです。
『水車小屋のネネ』と『成瀬は天下を取りにいく』は本屋大賞効果もあり、今なお書店では平積みになっています。
表に入りきらなかったのですが、『八月の御所グラウンド』は直木賞受賞によりロングセラーとなっており、所収の頻出中編『十二月の都大路上下ル』には引き続き要注目です。
近日紹介予定の『藍色ちくちく』は今年の高校入試頻出作品なのですが、これも上記の表には入っておりません。
以上に挙げたのは、中学受験生だけでなく、受験しない小学生や中高生もぜひ読んでほしいと思う作品ばかりです。
物語は、普通に生きているだけではうかがい知ることのない世界を教えてくれます。
本との出会いは、年齢や性別、国籍などのあらゆる枠を超えて、さまざまな生き方を自身に取り込むきっかけとなります。
書店や図書館に居並ぶ名匠たちの魂の結晶。
そこに込められた想いに触れなければ辿り着けない場所が、きっとあります。
【お薦めの過去記事】