中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

こじらせ少年少女の転機を描く『給食アンサンブル2』(如月 かずさ)

2020年入試で出題校数10位だった

『給食アンサンブル』の続編となりゃあ

イヤでも注目が集まるってもんだろうよ。

 

今回は中学2年生を描いた連作短編集だ。

中2だけあって迷いっぷりが激化してる。

 

ひとり悩みドツボにはまっている彼らが

様々なきっかけで変わっていく筋書きだ。

 

前作同様に使えそうな部分が多いんだが

特に素材にしやすそうなのは吹奏楽部の

部長と副部長のエピソードだと感じたな。

章で言うと4章と5章が該当箇所になる。

 

俺のブックレビューの書き出しはコレだ。

 

6人の中学2年生が主人公の連作短編集。若さゆえに目の前のことに一杯いっぱいで迷走する彼らが、クラスメイトや部活の仲間、近隣の老婦人などとの交流のなかで、自分を見つめ直していきます。

 

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『給食アンサンブル2』(如月かずさ/光村図書)