嫌な思い出よりも、むしろ楽しい思い出の方が、いまの自分を苦しめてしまうことだってあるんだ。(本文より)
頻出だが新作よりも旧作の方がよく出る
重松清の4月に発売された最新作ですわ。
重松清は6月にも気になる作品が出るよ。
『はるブレ』はSF的な要素が強めだな。
何しろ人の走馬灯をアレンジする筋書き。
素材としてはちょっと扱いづらいかもな。
あんま小学生向きの話でもない感じだし。
まぁ、SF好きで一風変わった重松清を
味わってみたいって読書家にはいいだろ。
俺のレビュー序盤はこんな感じにしたよ。
主人公は親に捨てられた過去のある高2女子。人が命の散り際にみる走馬灯をアレンジするという奇妙な仕事に関わることになった彼女が、他人の人生の心残りに向き合う中で、自分自身の抱える苦悩にも答えを出していきます。