中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

データで見る機会不均等『子ども格差の経済学』(橘木 俊詔)

『二月の勝者』で参考文献に

載ってたんで、手にしてみたわ。

 

保護者の年収と小6の子供の国・算の

成績が見事にリンクしてる図が衝撃的だ。

 

塾に通えるかどうかで、格差が受け継がれる。

教育投資を家計に依存するからこうなるのであり

支出は公費でまかなうようにしないとダメだ。

 

著者の言いたいのは、こういうべき論だ。

 

家計にゆとりある家庭からしたら、

「ハァ?」かもしれないんだが

むしろ日本が異例らしい。

 

そもそも塾とは何か

外国人には説明

しづらいと。

 

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『子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子』(橘木 俊詔/東洋経済新報社

 

日本が学歴による

収入の格差が少ない方

だとは知らなかったわ~。

 

ただし、高卒・大卒の収入差は

相対的に小さいが、名門とそうで

ない学校の年収格差は大きいんだと。

 

ま、能力主義の拡大で将来の収入における

名門大学の優位性は揺らぎつつあるわけだが。