出たばかりの『俺たちの箱根駅伝』だが
池井戸潤先生は界隈注目ではないものの
書店で存在感を示し続けることが確実だ。
駅伝は入試頻出テーマってこともあるし
作問者が手に取っても不思議じゃないな。
上下巻で約4千円は俺にはキツいんだが。
さて、5月も注目作品がバンバンくるよ。
毎度言ってるように未読作品が多いから
出題向きじゃないのも多分混じってるよ。
5/9発売 ☆先行レビュー済☆
中2男子が森の中の学校で見つけたもの。
5/10発売
『6年1組すきなんだ』(吉野 万理子)
短編小学校シリーズついに6年編に突入。
5/23発売
『6days 遭難者たち』(安田 夏菜)
高校生の日帰りゆる登山で起こるまさか。
5/23発売 ☆先行レビュー済☆
色覚障がいの少年は苦難の先に何を見る。
5/23発売 ちゅうでん児童文学賞大賞
『ブルーラインから、はるか』(林 けんじろう)
後輩が誘うハードなチャリ旅の真の目的。
5/23発売
『グリーンデイズ』(高田 由紀子)
佐渡島の少女が東京の大学にあこがれて。
6/4発売
『変身ー消えた少女と昆虫標本ー』(佐藤 いつ子)
少女の友人が失踪、残された手がかりは。
6/6発売
『6年2組なぞめいて』(吉野 万理子)
彩り豊かな個性が躍動する不思議な物語。
6/14発売 ☆先行レビュー済☆
ひと夏の心にひびくガールミーツガール。
6/19発売
『ひみつの相関図ノート』(如月 かずさ 他)
人気の作家8名が人間関係の変化を競演。
6/25発売
『girls』(濱野 京子)
3人の中3女子たちの共通点は母子家庭。
6/25発売
『わたしは食べるのが下手』(天川 栄人)
食の悩みを抱える二人の少女が望むもの。
6/26発売
『あるいは誰かのユーウツ』(天川 栄人)
等身大の中学生を描く6つのストーリー。
6/26発売
『光の粒が舞いあがる』(蒼沼 洋人)
家事に忙殺される少女が出会った相手は。
6/26発売
『12音のブックトーク』(こまつ あやこ)
短い言葉につよく込められた少女の願い。
7/1発売
『いつか、あの博物館で。: アンドロイドと不気味の谷』(朝比奈 あすか)
4人の中学生男女の3年間を描く群像劇。
7/11発売
『6年3組さらばです』(吉野 万理子)
完結?卒業を迎える子どもたちの15編。
尾崎先生の新作は複数校で出題のあった
『きみの鐘が鳴る』より素材によさげだ。
余談だけど新作『トロフィーキッズ』の
3話目までがネットで読めてお得な感じ。
吉野先生の短編小学校シリーズ5年版は
平易すぎてスルーしたが6年版はアリか。
表紙の印象も前作とは大きく変化してる。
安田先生は山歩き経験が活かされてそう。
迫力あるカバーの訴求力も超ヤバいよ~。
志津先生の新作は教科書的な要素が濃い。
安心感ある学びは作問者に好まれそうだ。
林先生の少年旅のうまさは前作で実証済。
自ら自転車を駆って行程をなぞった今作、
名のある賞の獲得もあって注目度MAX。
これを機に『星屑すぴりっと』にも注目。
髙田先生は佐渡島への郷土愛の塊のよう。
未来へ歩む二人って惹かれるフレーズだ。
佐藤先生はSF要素の濃いエンタメ系か。
村上先生は超絶頻出となった前作よりも
やさし目でターゲットのすそ野が広いよ。
天川先生は6月に3冊出るって説がある。
説というかご本人のブログに書いてある。
リストに入れなかったが気になる作品が
『女の子たち風船爆弾をつくる』ですわ。
伝統女子校の勤労奉仕が元ネタのようだ。
これは『伝言』も併せて読みたいかな~。
発売済みで今後レビューしたい新作
『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳 徹子)
『川のある街』(江國 香織)
『俺たちの箱根駅伝』(池井戸 潤)
『うまいダッツ』(坂木 司)
『冷蔵庫のように孤独に』(村木 美涼)
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