中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

出題されるかもしれない新刊本(2024年5月前後)

出たばかりの『俺たちの箱根駅伝だが

池井戸潤先生は界隈注目ではないものの

書店で存在感を示し続けることが確実だ。

 

駅伝は入試頻出テーマってこともあるし

作問者が手に取っても不思議じゃないな。

上下巻で約4千円は俺にはキツいんだが。

 

さて、5月も注目作品がバンバンくるよ。

 

毎度言ってるように未読作品が多いから

出題向きじゃないのも多分混じってるよ。

 

5/9発売 ☆先行レビュー済☆

『学校に行かない僕の学校』(尾崎 英子)

中2男子が森の中の学校で見つけたもの。

 

5/10発売

『6年1組すきなんだ』(吉野 万理子)

短編小学校シリーズついに6年編に突入。

 

5/23発売

『6days 遭難者たち』(安田 夏菜

高校生の日帰りゆる登山で起こるまさか。 

 

5/23発売 ☆先行レビュー済☆

『ぼくの色、見つけた!』(志津 栄子)

色覚障がいの少年は苦難の先に何を見る。 

 

5/23発売 ちゅうでん児童文学賞大賞

ブルーラインから、はるか』(林 けんじろう)

後輩が誘うハードなチャリ旅の真の目的。

 

5/23発売

『グリーンデイズ』(高田 由紀子)

佐渡島の少女が東京の大学にあこがれて。

 

6/4発売

『変身ー消えた少女と昆虫標本ー』(佐藤 いつ子)

少女の友人が失踪、残された手がかりは。

 

6/6発売

『6年2組なぞめいて』(吉野 万理子)

彩り豊かな個性が躍動する不思議な物語。

 

6/14発売 ☆先行レビュー済☆

『かなたのif』(村上 雅郁)

ひと夏の心にひびくガールミーツガール。

 

6/19発売

『ひみつの相関図ノート』(如月 かずさ 他)

人気の作家8名が人間関係の変化を競演。

 

6/25発売

『girls』(濱野 京子)

3人の中3女子たちの共通点は母子家庭。

 

6/25発売

『わたしは食べるのが下手』(天川 栄人)

食の悩みを抱える二人の少女が望むもの。

 

6/26発売

『あるいは誰かのユーウツ』(天川 栄人)

等身大の中学生を描く6つのストーリー。

 

6/26発売

『光の粒が舞いあがる』(蒼沼 洋人)

家事に忙殺される少女が出会った相手は。

 

6/26発売

『12音のブックトーク』(こまつ あやこ)

短い言葉につよく込められた少女の願い。

 

7/1発売

『いつか、あの博物館で。: アンドロイドと不気味の谷』(朝比奈 あすか)

4人の中学生男女の3年間を描く群像劇。

 

7/11発売

『6年3組さらばです』(吉野 万理子)

完結?卒業を迎える子どもたちの15編。

 

いま最も期待してる新作の一つ(5/23発売予定)


尾崎先生の新作は複数校で出題のあった

『きみの鐘が鳴る』より素材によさげだ。

 

余談だけど新作『トロフィーキッズ』

3話目までがネットで読めてお得な感じ。

 

吉野先生の短編小学校シリーズ5年版は

平易すぎてスルーしたが6年版はアリか。

表紙の印象も前作とは大きく変化してる。

 

安田先生は山歩き経験が活かされてそう。

迫力あるカバーの訴求力も超ヤバいよ~。

 

志津先生の新作は教科書的な要素が濃い。

安心感ある学びは作問者に好まれそうだ。

 

林先生の少年旅のうまさは前作で実証済。

自ら自転車を駆って行程をなぞった今作、

名のある賞の獲得もあって注目度MAX。

 

これを機に『星屑すぴりっと』にも注目。

 

髙田先生は佐渡島への郷土愛の塊のよう。

未来へ歩む二人って惹かれるフレーズだ。

 

佐藤先生はSF要素の濃いエンタメ系か。

 

村上先生は超絶頻出となった前作よりも

やさし目でターゲットのすそ野が広いよ。

 

天川先生は6月に3冊出るって説がある。

説というかご本人のブログに書いてある。

 

リストに入れなかったが気になる作品が

『女の子たち風船爆弾をつくる』ですわ。

 

5/15発売で雙葉跡見麴町学園

伝統女子校の勤労奉仕が元ネタのようだ。

これは『伝言』も併せて読みたいかな~。


発売済みで今後レビューしたい新作

『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳 徹子)

『川のある街』(江國 香織)

『俺たちの箱根駅伝』(池井戸 潤)

『うまいダッツ』(坂木 司)

『冷蔵庫のように孤独に』(村木 美涼)

 

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