中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

たぶん、先生は気づけない『星屑すぴりっと』(林 けんじろう)

大半の学校が出題作を決定済みであろう、

8/25という際どい時期に出た新作だ。

 

前にレビュー予告しておいた本なんだが、

鉄人会の出題予想にも入り注目度上昇中。

 

新人の登竜門といえる講談社の児童文学

新人賞で佳作だが大賞レベルの面白さだ

 

佳作はあんまし出題されたことがない

さて、作問者はこの作品に気づけるか?

 

文章の難易度「普通」、テーマの注目度

「〇」、素材の使い勝手は「無印」かな。

 

尾道弁と大阪弁の掛け合いがいいんだが、

この方言がネックになる気もするんだわ。

 

12月に作る予定の出典予想最終版では

30~32位あたりにランクインしそう。

 

俺の激賞レビューの書き出しはこんなだ。

 

優しさあふれる物語ですね。主人公は大それたまねなどしたことがない中学生男子。難病で臥したままのいとこが見たいとつぶやいた映画とは何なのか?一風変わった連れとタッグを組んだ主人公が、その作品を探し求め”一か八かの大勝負”に出ます。

 

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『星屑すぴりっと』(林 けんじろう/講談社