中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

出題されるかもしれない新刊本(2023年8月前後)

8月ともなると、その年度の中学入試で

選ばれる作品がガクンと減ってくるわな。

 

大体の先生は既に心に決めた一冊がある

一方、決め切れてない先生も少しはいる。

 

そんな際どい時期の新作を紹介していく。

追加で判明したらこの記事に追記するよ。

 

7/20発売 ☆ 先行レビュー済 ☆

『リラの花咲くけものみち』(藤岡 陽子)

祖母に救い出された少女は獣医を目指す。

 

7/24発売

『私たちの世代は』(瀬尾 まいこ)

当代最頻出作家がコロナ禍の日々を描く。

 

7/24発売 ☆ 先行レビュー済 ☆

『アゲイン』(あんず ゆき)

小6女子が目にする子ども食堂のリアル。

 

7/26発売

『ひとっこひとり』(東 直子)

日常のなにげない一言がテーマの短編集。

 

7/28発売 ☆ 先行レビュー済 ☆

『藍色時刻の君たちは』(前川 ほまれ)

3人のヤングケアラーに救いはあるのか。

 

8/3発売

『八月の御所グラウンド』(万城目 学)

高校駅伝を描く青春感動作を含む2中編。


8/4発売

『百年の子』(古内 一絵)

出版社の若手社員、児童誌の変遷を知る。

 

8/4発売

『夜空にひらく』(いとう みく)

事件を起こした少年を描くシリアス作品。


8/30発売

『最高のともだち』(草野 たき)

学校とは別の顔、3人の秘密の友達関係。


8/31発売 講談社児童文学新人賞佳作

『波あとが白く輝いている』(蒼沼 洋人)

小6生が震災後初の学校祭開催を目指す。

 

9/13発売

アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬』(天川 栄人)

好評の春夏編に続く話のメインは文化祭。

 

9/15発売 飛ぶ教室連載作品

『ココロノナカノノノ』(戸森 しるこ)

堂々完結!変わりゆく中学女子の関係性。

 

9/29発売

『はじまりは一冊の本! 』(濱野 京子)

手作り本との出会いが変える少年の明日。

 

10/18発売

『カーテンコールはきみと』(神戸 遥真)

廃部寸前の演劇部で奮闘する二人の行方。

 

10/26発売

『ルール!』(工藤 純子)

理不尽な校則に立ち向かう中学2年生達。

 

シリアスみくは注目度大(8/4発売予定)

 

いとうみくのシリアス物はバリバリ頻出

よって最注目作は『夜空に~』だろうな。

 

『波あと~』はテーマ的に大アリっぽい。

新人賞佳作だが選者によれば出版のため

思いっ切り直して加筆もしたんだってよ。

 

毎度言ってるが、未読の作品が多いんで

出題向きじゃないのも多分混じってるよ

 

発売済みで今後レビューしたい新作

『それは誠』(乗代 雄介)

『水車小屋のネネ』(津村 記久子)

『ぼんぼん彩句』(宮部 みゆき)

『ギフテッド』(藤野 恵美)

『月の立つ林で』(青山 美智子)

 

紹介作品からの出題(2023年度中学入試の国語出典)

涙をチカラに変えて ~或る早稲アカ女子の疾走~