中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

自力で学ぶ力のために『子どもの頭が良くなる読書法』(チェ・スンピル)

徹底的に読書の魅力を訴えかける

韓国のベストセラー本ってハナシだ。

 

「祖父の財力、父の無関心、母の情報力」

これがかの国における優等生の三条件らしい。

 

高額で優れた教育が優秀な子どもを育てるんだが

読解力がないとその効力は失われていくんだってよ。

 

これこそが聞いて学ぶ勉強法の欠陥なのであって

読んで理解する経験の欠如が問題って主張だ。

 

速読は悪であり、音読の速さで読み込む

経験を積むことで学力がつくそうだ。

 

こうやって言語能力を高めれば

教科の学習に必要な力は短期間で

習得可能、つまり追い上げできると。

 

読書に慣れてる子と、そうではない子の

脳の活動領域の話ってのも興味深かったぜ。

 

慣れてる子は脳の一部だけ使って読める一方で

慣れてない子は活動領域が広く、一杯一杯になる

読解力不足はメモリ不足のPCみたいなもんかもな。

 

実際に問題を解くときに余裕がある人とない人、

どちらが有利なのかは言うまでもないよな?

 

日本の朝の10分読書で全教科の点数が

上がったって話も紹介されてたぜ。

なぜか数学で効果大なんだな。

 

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『子どもの頭が良くなる読書法』(チェ・スンピル/ダイヤモンド社