中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

ハラハラ恋色素材『これはきみへの手紙』(佐々木 愛)

飛ぶ教室(66号)も

入試に出そうなのがあるな。

 

特に『これはきみへの手紙』

佐々木愛の出題実績はないものの、

使いやすそうで、しかも読ませるぜ。

 

出題者の目に止まってもおかしくないわ。

 

軽~く要約してみると、こんな感じになるな。

 

主人公は中2女子。学校で人気者の男子に自分と同じ秘密があると知った彼女は、理由を知りたくなり名前を伏せて手紙で問いかけます。

こうして図書室の本に手紙を挟む形で始まった往復書簡でしたが、少女が正体を明かさなかったことから、思わぬ展開を見せるのでした。

(以上、さわりを要約)

 

手紙の相手を誤認したまま突っ走る少年、

悪いと知りながら好奇心に負ける少女、

揺れ動く彼らの心情には要注目だ。

 

男子校でもこういう恋色素材

出題実績があるからな!

 

f:id:yuki-to-kaze:20210910221129j:plain

飛ぶ教室』(66号/光村図書)より短編『これはきみへの手紙』(佐々木 愛)

 

この66号は村上しいことかも

載ってるが昔話パロディーだし、

テストの素材にはなりそうもない。

 

もう一つ、出題候補を挙げるとすると

『文の手紙』(櫻井とりお)ぐらいだな。

自分の名前が好きじゃない少女ふみの話だ。

 

これらの短編2つとも読んでも15分かからんぞ。