中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

出題が予想される物語文『かぞえきれない星の、その次の星』(重松 清)

きみたちは、目に見える範囲では一人でも、一人ぼっちじゃない。

(『かぞえきれない星の、その次の星』所収の短編『ともしび』より)

 

重松清は頻出作家だけど新作からバンバン

出題される訳じゃなく古い作品からが多い

 

しかしこの11編の新作短編集はいかにも

入試素材になりそうな作品がいくつかある

 

『ウメさんの初恋』はすでに四谷大塚とか

日能研の模試なんかで使われてるらしいな。

 

それより俺としては送り火のあとで』

『コスモス』が狙い目っぽい気がしている。

 

とくに送り火のあとで』下線を引いて

家族の心情を問いたくなる箇所がありすぎ

 

日系人の少女の葛藤を描く『コスモス』

今風なテーマ+家族愛=出題?って印象だ。

 

逆に言うと受験生推奨なのはこの3編のみ

じっくり味わいたい話はもっとあるけどな。

 

毎度のことだが俺のブックレビューは以下。

 

bookmeter.com

 

『かぞえきれない星の、その次の星』(重松 清/角川書店