頻繁に出題絡みの著作権許諾申請が来る
という辻村深月の2014年発売の作品
『家族シアター』には再び注目したいね。
30日発売の超ヤバい新作に繋がる短編
『1992年の秋空』が載っているから。
件の短編をレビューするとこんな感じだ。
主人公は小学6年生のはるか。科学オタクで我が道を行く妹うみかにイラつき、どこか突き放していた彼女が、ある出来事をきっかけに妹との向き合い方を変えていきます。はるかが家に戻れないうみかのために、自身は無関心だった宇宙のことを調べ上げ、発表し、認められていく展開にはジーンときましたね。終盤のはるかの決意、発表文のラスト、ともに美しく尊いものでした。
この姉妹が新作『この夏の星を見る』に
どう関わっていくのか、楽しみですわ~。
入試定番作品8選
『小学五年生』(重松 清)
『給食アンサンブル』(如月 かずさ)
『家族シアター』(辻村 深月)