中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

軋轢を越えて、入試定番作品8選より『雲を紡ぐ』(伊吹 有喜)

2021年の中学・高校入試頻出本だわ。

でもって今年も中学入試に使われてたよ。

 

驚くほど意思が通わない家庭が痛々しく

読むのがつらくなるかもしれないんだが

ちゃんと救いもあって癒される作品だわ。

 

文章の難易度は高いが難関を目指すなら

このレベルも対処できる必要があるわな。

 

昔書いたレビューの序盤はこんな感じだ。

 

あるのは壊れそうな家庭にいじられる学校。繊細な少女は居場所を求めて会ったこともない祖父の工房を訪ねます。羊毛を扱うその場所で、思いやりあふれる祖父たちに囲まれて過ごすうちに、少女はある決意を抱くのでした。(2021/10/5投稿)

 

『雲を紡ぐ』感想・レビュー

 

親世代も必読の書(2020/1発売)

 

入試定番作品8選

『逆ソクラテス』(伊坂 幸太郎)

『十四歳日和』(水野 瑠見) 

『小学五年生』(重松 清)

『給食アンサンブル』(如月 かずさ)

『家族シアター』(辻村 深月)

『朔と新』(いとう みく) 

『みつきの雪』(眞島 めいり)

『雲を紡ぐ』(伊吹 有喜)