中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

沁みわたる博愛のこころ『ファミリーマップ』(おおぎやなぎ ちか)

父親の突然の再婚に揺れる中学生を描く

低学年以下向けが多かった著者の新境地

 

主人公は家の事情で生活力がついた少年。

これが応援せずにいられない子なんだわ。

 

この家族には、一風変わった恩人がいて

困ったときにはズンと進み出てくれんの。

 

この人の考え方が物語の鍵をにぎってて

染まってく主人公の変化がみどころだよ。

 

作問者の目にとまるかは未知数なんだが

難易度は出題レベルの中では平易だろう。

 

以下は俺のレビューの終わりの方ですわ。

 

つらいとき身近に信頼できる理解者がいることが、どれだけ救いになるか実感しましたね。大恩人のあの人だったらどうするか?そんな思いを胸に、ここぞというときに自分を奮い立たせる主人公は最高にカッコよかった!

 

『ファミリーマップ』感想・レビュー

 

尻上がりによくなる本(2023/4発売)