目標が無いんじゃなくて、目標を作りたくない。かなわないのに、努力するのが怖いだけ。(本文より)
悩める少女の心情がリアルに感じられる
たまに出題のある作家の11月の作品だ。
序盤のノリの良さはこの著者の特色だな。
スッと物語に入り込めそうな作りですわ。
主人公からは太陽のように思われていた
ガーナハーフの少年の葛藤もみどころだ。
普段何気なく食べていたチョコレートの
原料を作るために危険な手作業がある等
かな~り勉強になる話も詰まっていたな。
国語素材によさげなのは中盤の職場体験、
終盤の祖父の見方が変わるシーンなどか。
平易で小5でも十分読めそうな本作品の
俺が書いたレビューの断片がこれですわ。
なんたる躍動感!
主人公は愛媛のみかん農家の中学三年生です。
迫りくる進路選択に揺れる彼女が、にわかに慌ただしくなった日々の中で「これは」と言えるものを探し当てていくストーリーです。