中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

新人作家、王道を往く『エール! 主人公なぼくら』(室賀 理江)

室賀理江の5月発売のデビュー作ですわ。

文章も構成もまったく新人ぽくない感じ

 

少年の成長を描いてく展開はまさに王道。

成長のきっかけの部分は新しいけどな?

 

素材文適性は結構ありそうに俺は感じた。

王道ど真ん中で粗削りな感じもしないし。

 

入試出題レベルの中では「平易」に分類。

5年なら楽しく読めて得るものもあるよ

 

以下は俺のレビューのはじめのほうだわ。

 

一歩を踏み出す勇気をくれそうな作品ですね。主人公は弱気な小学5年生。流されるままに応援団入りした彼が、懸命に特訓を重ねるなかで、自分の殻を破り、強い心を手に入れていきます。

 

『エール!主人公なぼくら』感想・レビュー

 

四人の視点で描かれた連作短編集