中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

読書が初級の高学年には『クラスメイツ』(森 絵都)

あたしを不安にさせる影は、他の誰でもない、あたし自身がこしらえたものだ(本文より)
 
2014年に出た優先度Sランクの旧作。
これも受験生にはお馴染みの作品だろう。
 
これまで何度も入試で使われてきてるが
近年も出題がありチェックは外せないよ。
 
平易で面白いんで『小学五年生』よりも
受験生読書の入り口には向いていそうだ
 
俺の上下巻レビュー要約版は以下の通り。
 
一人ひとりの個性がキラキラしてる物語。とある中1クラスの全員が主人公になるという連作短編集です。それぞれが無邪気に躍動したり、年相応に苦悩したりする場面が満載で、ローティーンの甘酸っぱい空気に浸れますね。担任の先生が教室の扉にしがみついて号泣する場面は、前後期を通して最も印象に残りましたよ。
 
 

教育に必要なのは熱血教師じゃない。熱血生徒だ!(本文より)

【レベル別】中学受験生向け推薦図書(旧作42作品)