断れない、はっきり言えない人は、誰かが傷つくのが嫌で、人の傷まで自分で背負ってしまう強い人だと思う。(本文より)
2012年に出た優先度Aランクの旧作。
ファンブックによればこの作品は頻繁に
著作権絡みの許諾申請が来るんだそうだ。
つまり入試・模試・テキストの定番だよ。
それだけじゃなく面白さも抜群なんだわ。
ちょっとしたことに揺れ動く繊細な心に
子どもたちが共感しまくることうけあい。
ま、あらゆる世代に薦めたくなる一冊だ。
昔書いたレビューを少し直したのが以下。
瑞々しい学園生活がメインの短編集。 それぞれが独立した話のようであって、実は繋がりがあると気づいたときには声を上げそうになりました。中学生向け雑誌に書かれた短編でも、大人が読んでしっかりのめり込めるのが凄いですね。