中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

採用、引きも切らず『サクラ咲く』(辻村 深月)

断れない、はっきり言えない人は、誰かが傷つくのが嫌で、人の傷まで自分で背負ってしまう強い人だと思う。(本文より)


2012年に出た優先度Aランクの旧作。

 

ファンブックによればこの作品は頻繁に

著作権絡みの許諾申請が来るんだそうだ。

 

つまり入試・模試・テキストの定番だよ。

 

それだけじゃなく面白さも抜群なんだわ。

 

ちょっとしたことに揺れ動く繊細な心に

子どもたちが共感しまくることうけあい

 

ま、あらゆる世代に薦めたくなる一冊だ。

 

昔書いたレビューを少し直したのが以下。

 

瑞々しい学園生活がメインの短編集。 それぞれが独立した話のようであって、実は繋がりがあると気づいたときには声を上げそうになりました。中学生向け雑誌に書かれた短編でも、大人が読んでしっかりのめり込めるのが凄いですね。

 

『サクラ咲く』感想・レビュー

 

あのメモを書いたのは誰?(2012年発売)

【レベル別】中学受験生向け推薦図書(旧作42作品)