中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

白いほうの代表作『島はぼくらと』(辻村 深月)

好きなことを続けるためには、好きじゃないこともたくさんやっといたほうがいいよ。(本文より)

 

2013年に出た優先度Aランクの旧作。

 

辻村深月先生の作風は黒いのと白いのに

大別できるけど、これは頻出の白い方だ

 

地方に住む高校生たちの瑞々しい日常や

地域ならではの葛藤がリアルな作品だよ。

 

去年の中学入試でも使われてたようだし

教員たちに根強い人気があるようだな~。

 

以下はむかし書いたレビューの書き出し。

 

"島の子育ては、みんなでする"そんな習わしが残る瀬戸内海の島が物語の舞台。人情味溢れる大人たちが主役の少年少女の周りにいて、ここぞという場面で少しだけ背中を押してくれるのがいいですね。

 

『島はぼくらと』|感想・レビュー

 

人間は、自分の物語を作るためなら、何にでも意味を見る(本文より)