中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

大作家、久々の降臨『ともだち』(椰月 美智子)

弱いほう、人数が少ない側を大事にするのはわかります。でも、優遇するのは違うと思います。(本文より)

 

椰月美智子先生は児童文学界の大作家で

旧作が頻出だけどこれは今月発売の新作

 

毎日小学生新聞連載作でかなり平易だし

小4あたりでも読めそうな印象だったよ。

 

クラスに大勢の海外ルーツの子供がいる

一風変わった学校の6年生の日常を描く。

 

もちろん平穏などではなく荒れまくるよ。

 

とくに生徒たちの連携で先生が動揺する

場面が俺が見たところでは最注目パート。

 

素材文適性の面ではなんとも言えないが

後半にかけて魅力ある話が多めだろうな。

 

俺のレビューの一部を以下に置いとくよ。

 

国際色豊かな小学校で、おっちょこちょいな六年生男子が「しずかじゃない日々」を過ごします。あえて狙ったんだと思いますが、主人公の影がちょっと薄いことで、クラスメイトたちのキャラの濃さや躍動感が引き立っていた印象でした。

 

『ともだち』感想・レビュー

 

全16章のうち12、13、15章が推し(2024/3発売)