中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

出題されるかもしれない新刊本(2024年2月前後)

2月の新刊はちょっと少な目のようだね。

追加で判明したらこの記事に書き足すよ。


1/30発売

『こんな部活あります──ココロの花──華道部&サッカー部』(八束 澄子)

入学式で運命的な経験をする少年と少女。


2/1発売

『すきなあの人』(神戸 遥真,令丈ヒロ子,少年 アヤ,こまつ あやこ)

多様性を体感する君色パレットシリーズ。

 

2/13発売 ☆先行レビュー済☆

『八秒で跳べ』(坪田 侑也)

若き俊英が描いた青春バレーボール小説。


2/26発売

『なんでもないあの人』(濱野 京子,林 けんじろう,椰月 美智子,昼田 弥子)

『きらいなあの人』(工藤 純子,蓼内 明子,花里 真希,黒川 裕子)

君色パレットシリーズから二冊同時発売。


2/26発売

『カラフル』(阿部 暁子)

高校入学の日、二人は事件を機に出会う。

 

2/26発売

『17シーズン』(百舌 涼一)

俳句で未来を切り開く中学生たちの物語。


2/29発売 ☆先行レビュー済☆

『さよならミイラ男』(福田 隆浩)

いじめられっ子が見つけたものの正体は。

 

2/29発売

『小田くん家は南部せんべい店』(髙森 美由紀)

せんべい屋少年の成長を描いた長編小説。

 

3/6発売

『ともだち』(椰月 美智子)

仲良し6年生の友情は事件でどうなるか。

 

3/27発売

『スタート』(楠 章子)

子供達の危機に差し伸べられる怪しい手。

 

4/9発売 ☆先行レビュー予定☆

『真実の口』(いとう みく)

中学生たちが保護した少女はもしかして。


5/頃発売 ちゅうでん児童文学賞大賞

ブルーラインから、はるか』(内田 健次郎=林 けんじろう)

少年達が意外過ぎる自由研究に挑戦する。


毎度言ってるが、未読の作品が多いんで

出題向きじゃないのも多分混じってるよ。


君色パレットシリーズは3・4年生でも

読める良質なアンソロジーになるだろう。


『八秒で跳べ』慶應の附属中学の時に

書いた作品でデビューした作家の最新作。


いま医学部の彼は執筆力も爆上がり中だ。

後半の素材文適性に目を見張るものアリ


前作『金環日蝕』の新境地が衝撃だった

阿部暁子先生の『カラフル』は期待度大。


『さよならミイラ男』新しい優良図書

SFチックではない真面目な成長物語だ。


1月入試ではド新作の出題が続いてるな。


9月の『リカバリーカバヒコ』だったり、

10月の『続窓ぎわのトットちゃん』

早くも素材に採用されててビックリだわ。


なお、『きみの鐘が鳴る』の尾崎先生が

明日発売の雑誌で中学受験を題材にした

『トロフィーキッズ』の連載を始めるよ。

 

発売済みで今後レビューしたい新作

『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳 徹子)

オランジェット・ダイアリー』(黒川 裕子)

『あけくれの少女』(佐川 光晴)

『風に立つ』(柚月 裕子)

これも気になっている一冊(2024/1/24発売)

新作の推薦図書一覧(2022年9月~2023年8月発売)

旧作の推薦図書一覧(2022年8月以前発売)

紹介作品からの出題(2024年度中学入試の国語出典・随時更新)

私らしく、いられる場所へ ~或る元サピ女子の再起~