受験界では『パラ・スター』で知られる
阿部暁子先生の昨年10月に出た本だよ。
これは読友さんたちの評判も凄かったわ。
ミステリ的要素が強めなので素材文には
さほど向かないけど面白さは保証できる。
展開の妙が魅力だが会話のノリもいいよ。
尻もちをついた子の絶妙な切り返しとか
調理中に男っ気がないことを揶揄された
主人公が兄貴に言い放ったセリフとかな。
「いきなり何?ウインナーと一緒に焼かれたいの?」(本文より)
ま、難易度が高いんで小学生には厳しい。
以下は前に書いたレビューの書き出しだ。
心理学を学ぶ大学2年生が主人公。正義感が強く向こう見ずな彼女が、引ったくりに出くわしたのをきっかけに、思わぬ犯罪の渦中に飛び込んでいくことになります。