中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

変幻自在な筆さばき『椿ノ恋文』(小川 糸)

「ありがとう、って言葉で人生を終えられたら、幸せだよね」(本文より)

 

たまに出題される作家の11月の新刊だ。

久しぶりに代書屋の鳩子が帰ってきたよ。

 

今作でも人の心を動かす手紙の書き方が

小説を読みながら楽しく学べちまうわ~

 

ま、今作は微妙に子供に見せたくないと

感じるくだりもあるっちゃあるんだよな。

 

ちょっと反則じゃね?って部分もあるが

得るものが多い読書になったのも事実だ。

 

やはり感謝を伝えることが大事と再確認。

 

俺のレビューの要約版はこんな感じだよ。

 

人の書き文字をそっくり真似る技を磨いた主人公が、依頼人に代わって知恵を絞り、心を込めた手紙を綴ることで、悩める人々に救いをもたらします。幸せな慌ただしさに包まれるツバキ文具店の鳩子が例の仕事を再開させるストーリー。情景や場面の描き込みが良すぎて、読めば鎌倉に行ってみたくなること請け合いです。

 

『椿ノ恋文』感想・レビュー

 

子どもの代筆には賛否も(2023/11発売)