中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

わたしは何者なんだろう『境界のポラリス』(中島 空)

講談社児童文学新人賞の佳作だった作品だ。

 

大賞該当作のない年度の受賞作ではあるが

異文化理解だとか外から見た日本人という

テーマってのも重要っぽい部分があるわな。

 

5歳で来日してつらい小・中時代をすごし

人間関係をリセットするために、わざわざ

遠くの中高一貫校に高入した女子が主人公。

 

自信がなく、中国人であることを隠したい

彼女がボランティアを通じて変わっていく。

 

自分が正しいと思ったことを人に押し付け

衝突し、誤りに気づく部分とかは大事だな。

 

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『境界のポラリス』(中島 空/講談社