中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

その思い出は宝物『すこしずつの親友』(森埜 こみち)

自分の時間を自由に使い、行ってみたいと思うところに行けるというのはなんて素敵なことなのだろう。それが大人になるということならば、わたしは早く大人になりたい。(本文より)

 

デビュー作が鴎友学園、2作目も入試で

使われた森埜こみちの6月発売の新作だ。

 

一言で言うと少女が伯母からさまざまな

旅行体験を聞いて心を動かされる話だわ。

 

ほんの些細なことでも気持ちは通い合う。

わずかな時間だって友情ははぐくまれる。

 

そんなエピソードの数々を聞いた少女に

どんな心境の変化が生まれるかに注目だ。

 

俺のレビューの前半はこんな感じですわ。

 

親友の作り方を知りたがる少女に、伯母が旅先で出会った人々との思い出を語って聞かせるストーリー。そこで披露されたのは、ふとした瞬間に心が通じ合った宝物のような記憶の数々でした。

 

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『すこしずつの親友』(森埜 こみち/講談社