中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

堂々完結!新たな中学受験小説『トロフィーキッズ』(尾崎 英子)

「行ってらっしゃい」そう言ったとたん、美典は身体の深部に衝撃を覚える。胸の奥底に抑え込んでいた、静かな感情が破裂した。(本文より、志望校に送り出すパート)

 

以前、連載途中でレビューした中受小説。

今なら最後まで読めるので超お薦めだよ

 

やっぱし二月の描写がメチャ光っている。

何でもないことにも鳥肌が立って驚いた。

 

ストーリーに経験と重なる部分があると

物語の言葉の威力が膨れ上がるもんだな。

 

これは受験する人、受験した人に効くわ。

 

教育だけでなく夫婦関係やママ友関係に

関心があれば刺ささるところがあるかと。

 

特に母達の終盤の気づきはプライスレス

 

あの三つの家族のあたふたを客観視して

みずからに取り込むことは必ず活きるよ。

 

俺は家族の絆が試されるやばいシーンで

いざというときの夫のあり方を学べたわ。

 

テキに抱く妻の感情も新鮮な驚きの宝庫。

まるで男の知らない世界を覗き見たよう。

 

受験生の親には塾の先生のアドバイス等

かなり実践的な話が盛り込まれてるので

情報収集って意味でも役に立つだろうな。

 

とくに後半がかなりドラマチックゆえに

エンタメ小説としても楽しめる一冊だよ。

 

本作は早ければ年内に刊行されるだろう。

単行本が出たら改めてレビューしまっせ。

 

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最終回の掲載号はコレ(1/30発売)

 

泣いても笑ってもここで出た結果がすべて。美典は両手を強く握りしめる。スマホの画面が数秒だけ真っ白になり、切り変わった。(本文より、合格発表パート)