興味がない。だからやる、見る、聴く。発見がある。(本文より)
コピーライター兼作家の10月の新作だ。
フレーベル館ものがたり新人賞で大賞の
『ソラモリさんとわたし』の続編ですわ。
この先生が紡ぐ言葉はとてもユニークで
ちょっとしたフレーズにも煌めきがある。
最初のアイデアに飛びついてはいけない、
筆が止まったら心に風を通したらいい等、
幅広~くで役立ちそうな名言もしばしば。
なにより、今作でもスイーツに滅法弱い
子供みたいな大人ソラモリさんが面白い。
かつ仕事モードとのギャップで魅力倍増。
大人にも子供にも学びのある愉快な本だ。
俺のレビューの前半はこんな勢いですわ。
言葉選びが凄い!
コピーライターが描いただけあって、会話の切り返しが冴えてたな~。
主人公は創作で佳作になった12歳。
小6の絵本作りで悔しい思いをした彼女が、中学の文芸部でライバルと競いながら
幻の作品の完成に取組みます。
子どもの心を持つソラモリさんのさりげない優しさが良かったですね。
文芸方面の創作だけでなく、あらゆる頭を使う活動に役立ちそうなアイデアが詰まった作品でした。