中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

東大合格より難しい佐藤ママの真似『受験は母親が9割』(佐藤 亮子)

教育界で有名な佐藤ママの本だ。

家庭教師2年、学校の英語教師2年

そういう下地があったとは知らなんだ。

 

母親が極めて優秀かつ努力家、夫は弁護士、

血統書付きの子どもたちが、ことごとく活躍

そういう絵面なんで一般化できる話じゃないぜ。

 

何でもマネしようとしてもうまくいかないだろうな。

とはいえ、参考にならんと決めつけるわけじゃないぜ

 

特に大事なのは、できるだけ楽しく勉強できるよう、

母親として可能な限りの工夫を重ねている点だな。

 

嫌々やるのと進んでやるのとじゃ学習の成果に

雲泥の差が出てくるって研究もあるからな。

時間を最大限に生かす最善の方法だぜ。

 

最も難しい部分でもあるけどな。

 

夫婦は子どもの前でお互いのやり方を

決して否定しないってのも重要だろうな。

 

勉強はリビングでするってのも大事っぽいな。

最難関校に合格した家庭は、親の目の届く場所で

勉強してた割合が高いって他の受験本でも出てたぜ。

 

勉強のスケジュールを詳細かつ具体的に立てて、

その通りにやらせるってのは殆どの親には

ハードルが高すぎなんじゃねーのかな。

 

やっぱしごく一握りの家庭のみ

再現が可能なノウハウだぜ。

つまり結論としては・・ 

 

佐藤ママの真似は、

東大合格より

難しい。

 

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『受験は母親が9割』(佐藤 亮子/朝日新聞出版)