女子学院 出身の著者による、
首都圏の名門女子校リサーチ本だ。
300かどうかわからんが噂話が多いぜ。
さも仏の半眼のように悟り切った感じで、
身なりに構わないことに意固地な 桜蔭学園、
プライドが肥えるリスクが漂う 東洋英和女学院、
こんな感じに校名をバンバン挙げてくのが
この本の最大の魅力と言っていいぜ。
麻布 の学祭見学で女子の動向
見ていく企画も面白いな。
麻布生、破天荒すぎ。
恋愛事情の話題が多くて、
ナマナマしい表現も多いので、
小学生に見せるのは勧められねえ。
参考になる話題も少なくなかったけどな。
異性と知り合う場所ナンバーワンは塾らしい。
放課後は塾で共学気分を味わえるから無問題だと。
女子校だと、男を見る目は養われないって声もあったが。
まぁ、何にせよ女子校にプラスイメージの多い本だ。
それは著者のあとがきのこんな声にも表れてるぜ。
小学校の頃、ひよわないじめられっ子だった私が、しぶとく生き延びられているのは、自由な女子校で培った生きる力のおかげです。(本文より)
情報が古いのがこの本の弱点だからよ
『女子校礼讃』の方も併読すると、
より事情通になれると思うぜ。