中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

開成で恵泉『終点のあの子』(柚木 麻子)

今年の開成出題作品なんだが、面白いよ。

女子校の人間関係を掘り下げてる作品で、

男子校でこれ出すか?って思ったけどな。

 

ま、開成が意外な旧作を出してくるのは

いまに始まったことでもなんでもないが。

 

恵泉中高出身の著者が母校を描いた本

前に紹介したんだが、この小説の舞台も

立地からし恵泉っぽい感じ濃厚ですわ。

 

鴎友らしき要素も少し混じってるけどな。

 

多分読み始めると止まらなくなるだろう。

出題箇所の続きとかめっちゃ凄いからよ。

 

俺が書いたレビューの序盤はこんな感じ。

 

女子校生活で起こる様々な波風を描いた連作短編集。多彩なキャラクターが出てきますが、摩擦のない日々を過ごしていた子が豹変していくさまを描いた話は特に衝撃でしたね。昏い感情に染まる主人公には、見事に心を持っていかれました。

 

bookmeter.com

 

『終点のあの子』(柚木麻子/文藝春秋

※開成がらみの過去記事

開成から東大とか、いらないんで

開成しか受けない

45%が開成を辞退する