中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

女子校イイネ!と思わせてくれる『らんたん』(柚月 麻子)

学園だけは楽しくしましょうよ。どんな時でも、そこだけは守りましょうよ。それが私たちにできる真剣な戦いのやり方です。(戦時下の恵泉普通部を描いたくだりより)

 

フェリスが舞台の新作『空を駆ける』

気になってたが『らんたん』も要注目だ。

 

飛ぶ教室』が紹介したんで即買いして

レビュー予告までしてたが、正直言うと

難しくって序盤で挫折したままだったわ。

 

コチラさんのレビューで思い出したんで

再挑戦したら中盤以降はスラスラいけた。

 

最初は特に難しいが後半は読みやすいし

子どもは第二部から読むといいかもな

 

恵泉女学園の創立メンバーの話なんだが

教科書に載ってる人や伝統ある名門校が

出まくりなんで、楽しみながら学べたよ。

 

そんで、女子校いいじゃんって感じたわ。

あったかエピソードがありまくるからよ。

 

俺のレビューの真ん中あたりはこんなだ。

 

津田梅子をはじめとした著名人の活躍にも思い切って頁を割いているので、歴史の勉強にもなりそう。しかも、幸せを分け合うことの尊さを説くエピソードも多く、規範となる振る舞いまで学べてしまいます。

 

bookmeter.com

 

恵泉生たちが散歩ひもをつけて連れ歩くワニは地元の名物に!