中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

【二月の勝者】模試はゲームの感覚で ♪♪

勉強で勝てると自分が自分でいていいと感じられた。

親などでなく、自分自身に許されたような気がした。

 

『二月の勝者』の中でもそういう心情がでていたが、

成績が心のお守りになるって感覚には覚えがあるわ。 

 

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二月の勝者 ―絶対合格の教室―(高瀬志帆/小学館

 

自分語りになるが、俺の子供時代は超変わっていて、

模試を受けるのが楽しくて楽しくて仕方なかったぜ。

 

中学んときは、小遣いで勝手に申し込みしてた程だ。

 

入試直前の模試が家族旅行のせいで受けられなくて、

悔しくって泣きまくるぐらいに模試が大好きだった。

 

ゲームで「魔力」「素早さ」を鍛えるような感覚で、

勉強して自分のステータスをレベルアップしまくり、

模試で実力を確認するサイクルが心地よかったんだ。

 

成績表を受け取るときのドキドキのために努力する。

自分というキャラを強化して「受験ゲーム」に勝つ。

 

いい悪いは別として、こういうサイクルを作れれば、

勉強はステータスアップのための楽しみにすらなる

 

そこそこ学力で戦える子なら、うまく乗せられれば

勉強が苦行じゃなくなる可能性があるってことだな。

 

ただし、そのためには親の関わり方が極めて重要だ。

模試の結果で子どもを責めるのは絶対に避けたいぜ。

 

結果しだいで怒られるんなら、模試が楽しみなんて

全く思えなくなるし下手すりゃ委縮しちまうもんな。

 

テストを待ち遠しいと思える子と恐れる子との勝負、

同じ実力ならどちらが力を発揮やすいかは明らかだ

 

ま、息子もゲーム感覚で出来てる訳じゃないけどな!