中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

読んでみたのさ、ありがたく『明日のぼく』(有賀 拓郎)

個別指導塾に通う中2男子が

殆ど話したことない塾仲間から

”楽しい遊び”に誘われるって話だ。

 

といってもいかがわしい遊びじゃなくて、

くじ引きで出たキャラを1日演じるっていう

他愛ないけどちょっと惹かれるゲームなんだな。

 

主人公は塾仲間も自分と同じような自己主張の薄い

タイプだと思ってたんだが、ゲームで活き活きと

別人になる彼を目の当りにしてビックリする。

 

で、主人公も遊んでみたくなるわけよ。

 

演じることの面白味に気づいた

彼にどんな変化が起きるか?

注目してほしいトコだ。

 

まぁ、短編なんで

5分で読めるぞ。

 

f:id:yuki-to-kaze:20210831202206j:plain

飛ぶ教室』(62号/光村図書)より短編『明日のぼく』(有賀拓郎)

 

飛ぶ教室(62号)で

入試に出そうなのは

この作品ぐらいかもな。

 

岩瀬成子のは幼い子向けだし

東直子のはミステリアス過ぎて

国語の素材には向いてない感じだ。