ベテラン公立中学教師が書いたぶっちゃけ話だ。
本来なら公に出来ないような本音が出まくってて、なかなか楽しいぞ。
出来る子は、授業中に手を挙げるのはセーブしておいた方がいいってよ。
理由は、成績優秀者は大人しくしておいた方が無難だからだそうだ。
公立中でいじめられたくなかったら目立ちすぎは禁物らしい。
マジで先生がこれ言っちゃうかよって思うよな?
あと、”公立中と私立中の一番の違い”の部分も面白いぜ。
将来のヤクザも、政治家も、役人も、殺人犯も、もちろんフツーの子も
同じ教室で過ごさなきゃいけないんで、大人より厳しい世界だってよ。
なにせ避けたいヤツがいても狭い教室じゃ避けられない。
仲良くしなさいなんて説教垂れるのはむちゃくちゃな話です。(本文より)
普段は「みんな仲良く」とか説教たれてるであろう先生が
これを言っちゃうところがこの本のスゲーところだな。
とはいえ、ただの面白おかしい暴露本ってわけでもなくて、
"お父さんお母さんのためのサバイバル・マニュアル"なんかは
参考になりそうな話が結構あったぜ。
ちなみに、この先生、娘は私立中、息子は公立中だそうだが、
本当は二人とも私立に行かせたかったんだってよ。