中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

中央大学附属中 で出題 『バスに乗って』(重松 清)

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『中学受験』(横田 増生/岩波書店

 

2013年出版の本によ、中央大学附属 は中学受験組の方が少ないが、

高校で上位を独占してるのは中受組だって話が載ってたぜ。

ま、今はどうなってるか知らねーけどな。

 

似たような話で、東京農業大学第一中 から東京農大に進むのは

高入生ばかりだって話も、つい最近聞いちまったぜ。

中受組はさらに上を目指すんだと。

 

高校から私学に進むのも楽じゃねーみたいだな。

 

さて、重松清が頻出なのは今さら言うまでもねーな。

ただ、近年は昔ほどの出題頻度ではなくなってきているぜ。

俺はこの作者、気に入ってるからちょっとばかし残念だ。

 

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短編集『小学五年生』より『バスに乗って』(重松 清/文藝春秋

 

『バスに乗って』は運ちゃんと小5男子の心温まる交流を描いた作品だ。

大人のぶっきらぼうな優しさと、子どもの不器用なお礼の仕方によ、

じわ~っと胸に迫るものがあるんだよな。

 

短編集『小学五年生』なんざ、とっくにチェック済みかも知れんが

7分で読める作品だし、この味わい深さはめったにない感じだからよ、

『バスに乗って』は再読の価値アリだぜ。

 

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