中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

東京都市大学付属中 で出題『デュエット』(佐藤 多佳子)

共学校に行きたくなる小説で、入試に出るのはこれだ!

7~8分で読める短編なんだが『第二音楽室』に収蔵されてるぞ。

 

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『第二音楽室』収蔵の短編『デュエット』(佐藤多佳子/文藝春秋

歌の実技テストで男女ペアを作れってとこから話が始まる。

女子が男子に申し込み、男子は断ってはダメっつうルールだ。

あぶれ者はそいつらだけで大合唱ってなったからさぁ大変だ。

 

そんなみっともないことになったら赤っ恥だってわけで、

主人公の女子を含めクラスの大半が浮き足立っちまう。

 

そこから主人公が意外な動きを見せるってわけなんだが、

これ以上のネタばらしはやめとくぜ。

 

とにかく共学中の楽しげな雰囲気がギューっとつまった作品だ。

成城中 もそうだがこういう文章を入試で出すセンスにゃ脱帽だ!

 

たぶん中学受験するような子ならアッサリ読めんだろ。

ま、入試に出る出ない関係なしにすんげー面白いから、

子どもと一緒に楽しんでみるといいかもな。

 

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