中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

塾こそ諸悪の根源らしい 『これでも中学受験をしますか?』(出羽 隆)

別の本のとこで書いたことと同様なんだが、この本にも

早慶は高校からの方が入りやすいって記述があるぜ。

この話ってもしかして常識なのか?

 

さて、『これでも中学受験をしますか?』は

中学受験に警鐘を鳴らしまくるユニークな著作だな。

とりあえず、目についたのはこんなところだ。

 

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『これでも中学受験をしますか?』(出羽隆/文芸社

 

①15歳までに早熟な子もおくてな子もだいたい並ぶ。焦って進路を決める必要なし。

→まぁ、確かにおくてなら無理に中受しなくてもいだろうな。

 

②中学受験のための勉強は余分な勉強。役に立つのは就職試験のときぐらい。

→中受の勉強が入社試験で役立つってんならいいんじゃねーのか。

 

③過酷な競争は子どもを燃え尽き症候群に追い込みかねない。

→俺もバーンアウトになったクチだ。これは合否に関係なく起こるぜ。

 

④“受験ブロイラー”のような生活で体力不足が深刻に。

→表現に笑った!まぁ、運動不足への対策は必須だわな。

 

正直、中受憎しの著者なんでトンデモ論もあると感じたぜ。

塾の陰謀がどーのこーのって箇所とかよ。

 

けど、ヒートアップした受験熱を冷やしたいときなんかには

かなり古い本であるとはいえ、役に立つのかもな。