サッカーに没頭する息子を熱烈に応援してきた父が
「Jリーガーを目指す」というような夢をあきらめ
現実的な道へと舵を切らせることに思い悩むシーン。
運動に熱中する子の親の共感を集めそうな場面だが
これって受験生の親にもおんなじ苦悩がありそうだ。
たとえば、目指せ灘中!という親子のパターンだと、
日々の会話の中でも、勉強を見るときでも、頻繁に
灘の名前を出して鼓舞するのとかありがちだよな?
そうやって、刷り込みながら激励し続けてしまうと
「絶対に灘」って拘りが強化されることになるわな。
ところが終盤の模試で、どうやら灘には届かないと
判断せざる得なくなったときに、憧れを切り捨てて
凄く言いづらいことを子どもに伝えないといけない。
そろそろ現実を見よう。
こいつは子どもの心へのダメージが大きすぎんだろ。
今までの話は何だったんだ!ってことにもなるよな。
かくして、モチベーションを落とさないよう極めて
重要な初っぱなに無理な勝負をさせるしかなくなる。
不合理な受験スケジュールに突入させる羽目になる。
ブログ等でもそういう事例がいくつかあったからよ、
やっぱし絶対〇中って刷り込みは危うさをはらむぜ。