中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

229ページの広告?・・と思いきや『中学受験SAPIXの授業』(杉山 由美子)

サピックスに通う生徒から「何で勉強するの?」と聞かれたことはありませんね。「努力=苦労」と思っている保護者もいません。(本文より講師の声を引用)

 

途中までの印象は広告みたいな本だ。

サピックス→開成→東大というコースが

最も確実なエリートへの道と主張してるぜ。

 

基本的にサピに都合の悪いことは書いてない

ただ、上位クラスの授業の様子を伝える部分は

実況中継さながらで、ものすごく参考になったわ。

 

特にアルファの算国は教室の一体感が素晴らしいな。

 

双方向授業 が機能するようなクラスに入れれば、

子どもの学力の伸びに期待が持てるのかもな?

 

下位クラスがどうなのか判らないってのは

この本の残念な部分だと言えるだろうな。

 

俺としては終盤になってようやく出る

心から主張したいことに惹かれたぜ。

やっと本音が聞けたって感じてよ。

 

 213ページ以降に要注目だな。 

 

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『中学受験SAPIXの授業』(杉山 由美子/学習研究社

 

サピックスへは、武者修行のつもりで

夏期講習だけ通わせたことがあるんだが、

ボーイは転塾したくないって強調してたぜ。

 

上位のクラスにギリッギリで受かったものの、

慣れない双方向授業で、取り残されたっぽいわ。

のんびりマイペースなんで、合わなかったんだな。