秀でたものなど、自分にはまったくないと思っていた。個性も目立てるものも才能も何もない平凡な人間だと。(本文より)
頻出作家瀬尾まいこの7月発売の新作だ。
やっぱ根はいい人が多くて心温まる作風。
小説として面白いのは間違いないんだが、
主人公の特殊能力の取扱いが難しいんで
出題に使えそうな部分は限定されそうだ。
たとえば、市民マラソンのシーンとか?
俺のレビューはこんな感じではじまるわ。
親がどう接するかが子どもの将来を左右すると改めて実感しました。主人公は、自分のことはそっちのけで困ってる人を助けずにいられない大学生。ただ一つのことを除いて、何も特別なものを持っていないと思い込んでいた彼が、一風変わったバイト先の人々や大学の仲間との交流の中で本当に大切ことに気づいていきます。