中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

活力を分けてくれそうな『シタマチ・レイクサイド・ロード』 (濱野 京子)

自分ができないと思っていることを、他人からお前ならできると言われるのも、けっこう傷つくことだと悟った。(本文より)

 

たまに出題される作家の来月発売の新作。

 

進学校の文芸部員を描いた作品なんだが、

出題しやすそうな箇所がやたらに多いよ

素材の使い勝手って意味じゃ◎だろうな。

 

それでいて、読後感がいいのなんのって。

恋愛モノって子どもに薦めにくいんだが、

この作品は珍しく読ませたくなるタイプ

 

特に終盤の主人公の心情がいいんだな~。

俺の激賞レビューの序はこんな感じだわ。

 

主人公は何にも本気になれないという高校2年生。文芸部なのに創作意欲がないことに引け目を感じていた彼女が、意外なところから味方を得て、活力をもらい、新しい自分を発見します。

 

『シタマチ・レイクサイド・ロード』感想・レビュー

 

どうなる?書けない文芸部員(3/15発売予定)