中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

大切な人をなくさないために『最高のともだち』(草野 たき)

人って、わからない。なんの問題もなさそうに見えても、本当は深刻な問題を抱えているのかもしれない。(本文より)

 

たまに入試に出る作家の先月の新作だよ。

 

自力で受験勉強を強制させられる少年と

寂しすぎる境遇の少女が主人公の作品だ。

 

ひとの気持ちを尊重することの大切さを

繰り返し訴えかけてくる物語だったな~。

 

児童書であの展開は結構珍しい感じだわ。

大人が身構えそうなくだりなんかもある。

 

ま、終わり方はいいから安心して大丈夫

 

文章難易度は中学入試の出題標準レベル。

俺のレビューの一部はこんな感じっすよ。

 

途中で「これ禁書にした方がよくないですか?」などと感じましたが、完全に誤解でした。特に終盤に込められたメッセージが素晴らしい!子どもたちだけでなく、親世代にも学びが多い作品ですね。

 

『最高のともだち』感想・レビュー

 

彼は天使か、はたまた・・(2023/8発売)